「笑わせるのが好き、人の笑顔を見るのが好き」

『農国ふくわらい』(千葉・山武)

https://www.agri-fukuwarai.com/

髙木 克弘 さん

25歳で『農国ふくわらい』を開園

日本の未来、特に農業界は確実に明るい。そう思わせてくれるのが、『農国ふくわらい』髙木克弘さんだ。
髙木さんは2020年、27歳で『農国ふくわらい』という農園を立ち上げた。
場所は千葉北東部に位置する山武市で、メインとなる農園は松尾町にある。他、同市内北西部に3か所の農園を持つ。

子供の頃から人を笑わせるのが好き、人の笑顔を見るのが大好きな子でした。みんなの笑顔の『和』がもっともっと広がればいいなと、そんな思いでこの屋号にしました

髙木さんは1994年、東京都新宿区の出身。サラリーマンの父と専業主婦の母との間で4人兄弟の次男として生まれる。周囲の殆どは大学へ入学し企業に就職するのが普通という状況の中で、なぜ農家になろうと思ったのか。

実は子供の頃からの夢でした。小学校の時に長野へ農業体験に行ったことがあって、おいしい空気、田植えの面白さを知ってしまったんですね。そういう生活に憧れるようになり、高校卒業後、農業学校へ進学しました。父も母も賛成してくれて感謝しています

入学したのは茨城の鯉渕学園農業栄養専門学校。一年目は有機農法を、二年目は慣行農法を学習。厳しい寮生活の中で、農業技術だけでなく、人との信頼関係、農を通しての哲学など学ぶことができたという。
そしてインターンシップを通して、山武市のある農家と出会う。

その方は有機農法を実践してすでに30年ほどになる超ベテラン。卒業後はその方が役員を務めていた農業法人に就職し、20歳から4年間修業させていただきました。僕の師匠でもあります

最後の一年は、作付けのスケジューリングから出荷までの責任者である農場長も務めた。
そんな縁があって、髙木さんは山武市で『農国ふくわらい』を立ち上げたのだった。

誰もが安心して笑顔で食べられる野菜

当園はすべて、農薬・化学肥料を使わずに栽培しています。安心して食べて頂ける安全な野菜を提供したいと考えています。
また、畑がこれからもずっとずっと健康でいられるように、完全植物性堆肥を使った農法に徹しています

農薬・化学肥料を使う従来の慣行農法は、生産効率を飛躍的に向上させる代わりに、土中で分解することなく直接的に作物が吸収してしまうため、有機物をエサとしている微生物が死滅してしまうと言われる。
微生物がいなくなると病原菌や害虫が繁殖しやすくなるため、それを防ぐためにまた農薬を使わなければならないという循環になっていくのだ。
微生物は落ち葉や動物の糞尿などの有機物を無機物に分解し、土壌を肥沃にする働きがある。この微生物を守るために髙木さんは植物性堆肥を農地に与えているわけだ。

堆肥はヌカ、もみ殻、落花生の皮、コーヒーのガラなど。師匠が作ったものを購入し、年に一回投与しています

土はサラサラの黒土。特に雑草が勢いよく繁る春から夏の間は、ひたすら草取りに追われる。作物を傷つけないように刈払機(草刈り機)は畑の周辺に限り、殆どは手作業で行っている。
約7反(約7000㎡)の農地を基本的に一人で作業している。一人でやるには大変過ぎる広さだ。

やっぱり後ろめたさのない仕事をしないと。体力的にはきつくても、心はいつも晴れやか、実に楽しいです。みなさんが安心して笑顔で食べてくれると思うともっと嬉しい

野菜を通して生まれる人の「和」

『農国ふくわらい』の作物は、ニンジン、菊芋、ビーツ、大根、イモ類、カブ類などの根菜が多い。ニンジンは黄色、紫色、オレンジ色などのカラーニンジンだ。
ほかケール、トランペットズッキーニ、芽キャベツ、トウモロコシ、ピーマン、ナス、カボチャなども。一年に50〜60種類を育てている。
農薬を使わず、植物性堆肥だけで育てているにもかかわらず、現在のところ有機JAS認証申請は考えていないという。

髙木さんのように、周辺環境、農法ともに条件をクリアできる状況であっても、認証申請しない農家は数多くいる。畑ごとに過去2,3年遡って栽培管理記録を取る必要があったり、調査員の交通費などを負担したり何かとコストも必要となる。また中には有機JASの規格自体に納得できず、あえて申請しないという農家もいる。

今の髙木さんが最も大切にしているのは、守るべき農法をやり続けることと、人との交流を大切にする、ということである。

師匠が畑やマンションなどクライアントのところで時々イベントをやるんですけど、そこでいろんな人と交流することですごくいい時間が共有されるのを見て、人とのつながりは大事だなと痛感しました。
現在は師匠が関わっていた農業法人が参加していた青山ファーマーズマーケットに、『農国ふくわらい』として参加しています。カラーニンジンやケールなどの旬である秋から冬にかけては毎週土曜日のみ参加。それ以外の季節は隔週や月1回程度です。
あと、僕が配達することもあります。最近は宅配便もはじめました。都内の飲食店や個人宅にセットと単品の2パターンで販売しています。農協には卸さずすべて直販です

ゆくゆくは畑にお客さんを呼んで、収穫や料理などのイベントも考えているという。

わんこですか。今やペットは家族の時代。その家族である犬のために自分の野菜を選んでもらえるなんてとても光栄です。自分はまだ飼ったことがないけど、わんこ憧れますね

髙木さんの屈託のない笑顔はなによりもの安心感を覚える。信頼の「和」がどんどん広がっていく。

MESSAGE FROM STAFF 店長からのメッセージ

高畑正弘
仕入れ体制が安定しましたので、価格を安くしました。

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